金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか

ハンス・アビング 著
山本和弘 訳
544ページ
本体価格 3,400円

金と名誉を手に入れるひと握りの「勝ち組」アーティスト。バイトやパートナーが頼みの綱の膨大な「負け組」アーティスト――。 本書では、エンターテイメント業界やスポーツ業界など、関連する事例にも目配せしながら、経済という観点から芸術界を支える構造を明らかにしています。 取り上げられている事例は原則として欧米を中心としたものですが、日本の実情を鑑みても大いに当てはまるところがあり、賛否はともかく、少なくとも議論の端緒の役割は果たすものと考えます。 アート・マネジメントに関心が集まり、また格差について議論される昨今の社会状況において、本書は芸術や経済に関心を持つ人のみならず、多くの人々にヒントを与えてくれます。 著者のハンス・アビングはオランダのアムステルダム大学で経済学の教鞭をとる異色のアーティストです。